ジャカルタの大気汚染

6月25日 土曜日

ジャカルタの大気汚染

今週月曜、6月20日の朝、通勤途中の車中で「いつもより空が曇って見えるなー」と何気に感じ、これも何気にスマホで「https://aqicn.org/city/jakarta/jp」を開いた。すると出た、赤い表示で「健康に良くない」と。

去年10月から駐在して半年以上この方、意外に空が澄んでいることも多く、家から60-70㎞は離れているグテ山やパンランゴ山が見える日もちょこちょこあり、「ジャカルタの大気汚染がひどいと言われているけど昔のことなんだろなー」と思っていたのに。

翌朝、日本語WEB新聞「NNA ASIA」に

ジャカルタの空気質、20日朝に世界最悪水準

世界各地の大気汚染状況を公開しているスイスの空気清浄機メーカー、「IQエアー」によると、インドネシアの首都ジャカルタの空気質指数(AQI)は、20日午前6時時点で193となり、世界最悪水準となった。

と出ていて、「人間の直感ってバカにならんな。その通りやったわ。」と改めて感じた次第。

ジャカルタ大気汚染の原因だが、日本語のWEB記事を検索するだけだと、イマイチよくわからない。直感的にはバイクだろ(めちゃくちゃ多いし。車より確実に排ガス濃そうだし)、と思うけど、「これだ」と説明している記事にはなかなか出会えない。インドネシア政府も「原因はこれだ」と言うと、対策しければならないからなのか、原因特定に消極的になっているようにも感じられ、すっきりした解説記事が見当たらない。

ただ、日本の研究者が頑張って首都周辺に観測機器を置き、汚染のメカニズムを徹底的に調べようとしている、という記事はあった。・・・ということは、バイクなどの他にも、首都周辺の工場排煙などが大きな原因になっているのかもしれない。

2021年の暮れなど、山がきれいに見える、と思った日に例のサイトを開くと、ジャカルタは大阪より汚染数値が低い、なんてこともあったのに。

2022年6月26日 単に薄曇り? いや、近くのビルの見え方も前とは違ってもやって見えた。
2021年11月撮影。今日は空気が澄んでるわ!と思った、最良レベルの日の写真ですが。

その頃から比べ、いくらコロナが明け経済活動が活発になったといっても、街を走っているバイクの数なんて、コロナの頃も今もさほど変わらない感じだ。と言うことは、工場排煙が増えたとか、気象条件による影響があるのかもしれない。

いずれにしても月曜以降、今週はずっとジャカルタの空は薄曇りが続き、空気もどんよりしたまま。今までほったらかしだった空気清浄機のスイッチを入れ、外に出かける気も失せてビデオ漬けを決め込む。

コメント

タイトルとURLをコピーしました